新着記事

2026/1/11

税制改正は誰に有利で、誰に厳しいのか~令和8年税制改正大綱を実務目線で読む

令和8年税制改正大綱を読むと、幅広い層に影響を与える改正案が数多く盛り込まれていることが分かります。その中でも、私が特に注目したのが、所得税の基礎控除の最低保障額の引き上げおよび給与所得控除の最低保障額の引き上げ、そしてこれらに関連する改正案です。 これらの論点は、前年の改正時にも議論されていましたが、引き上げ幅が限定的であったため、さらなる見直しが求められていました。今回の改正では、国民民主党が主張してきた目標水準に近づく内容となっており、制度全体の方向性がより明確になった印象を受けます。 給与所得者に ...

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2025/11/25

信頼は、任せる勇気から始まる

前回の投稿記事で「答えより問いを育てる会社」について触れましたが、そのためには、現場に“考える余白”を残し、任せる勇気を持つことが欠かせません。 「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」──山本五十六 「任せる勇気」が試されるとき 「スタッフに任せても、思ったように仕上がらない。結局、自分でやることになる」 ──このように感じた経験はありませんか? 「任せても結局やり直しになる」「自分でやった方が早い」そう感じてしまうのは、多くのリーダーに共通する悩みです。 しかし、ここで ...

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2025/11/6

答えを出すより、問いを育てる 〜答えのない令和時代の経営〜

◆はじめに 人は、生きている限り、日々さまざまな判断と決断を重ねています。そのひとつひとつが、今の自分を形づくってきたと言ってもいいでしょう。けれど時に、判断に迷い、選んだ道が本当に正しかったのか—— 特にうまくいかない時ほど、「どれが最善策なのか」答えの見えない霧の中を手探りで進んでいるような、そんなモヤモヤを抱えた経験がある方も多いのではないでしょうか。 経営者であればなおさらです。日々、大小さまざまな決断を迫られる中で、「これでいいのか」と自問しながら進む場面は、誰しも経験があるはずです。 しかし— ...

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2025/10/30

“ついで業務”はどこまで受ける? 税理士がバウンダリーを引く重要性

税理士の仕事は、数字を見るだけではありません。事業の悩み、資金繰りの不安、時には家庭の事情まで、クライアントの人生そのものに向き合う場面があります。 その一方で、「どこまで踏み込んでいいのか」「どこまで応えるべきなのか」と迷う瞬間もあります。 税理士として、寄り添う気持ちは大切です。しかし、境界線(バウンダリー)が曖昧になると、気付けば「ついで業務」が積み重なり、時間と心が疲弊してしまうことも。 本記事では、税理士として顧問先と健全な距離を保つための考え方をまとめます。同業の先生方、そして税理士と関わる経 ...

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2025/10/24

【11月の手帳見直し】ウィークリー手帳+振り返り欄で、日々を「未来につながる1日」に

11月になると、手帳売り場が一気ににぎやかになります。来年の手帳を探したり、今の手帳を振り返ったりするこの時期、「どうしたらもっと自分らしく使えるだろう?」と考える方も多いのではないでしょうか。 私もそのひとりです。私は市販の手帳ではなく、エクセルで自作し、ロルバーンLに印刷して使っています。毎年この季節になると、今年の手帳の使い方を振り返り、来年に向けて改良を加えるのが恒例になっています。 バーチカルではしっくりこなかった理由 ここ数年は「バーチカルタイプ(時間軸型)」を使ってきました。もともとバーチカ ...

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住宅ローン控除は借り換えでどうなる?金利切り替えでの注意点と計算方法を解説

2025/9/3

最近、金利の上昇を受けて、住宅ローンの金利を変動型から固定型に切り替える人が増えています。その際に行う「借り換え」ですが、すでに住宅ローン控除を受けている方は要注意。旧ローンの控除がそのまま使えるとは ...

還付申告で戻ってくるお金とは?年末調整だけでは受けられない5つの控除と注意点【2025年版】

2025/7/22

1. はじめに|「年末調整で全部済んでいる」と思っていませんか? 会社勤めの方は、毎年12月に「年末調整」が行われており、そこで所得税の精算が完了したと思っている方も多いでしょう。 ですが実際には、年 ...

【令和7年最新版】扶養内で働くには?年収100万円・103万円(改正後123万円)・130万円・150万円・201万円の壁を徹底比較

2025/12/2

103万円の壁が123万円に?令和7年の最新情報まとめ! 令和7(2025)年から「103万円の壁」が「123万円の壁」へと変更されました。これは、主に配偶者控除に関する税制改正で、パートやアルバイト ...

不動産は共有名義にすべき?後悔しないために知っておきたい判断ポイント

2025/6/30

「マイホーム購入時や相続時、共有名義にしても大丈夫?」と悩んでいませんか? マイホームの購入や相続で不動産を取得する際、「単独名義にするか?共有名義にするか?」は意外と悩ましい問題です。 一見、「家族 ...

令和7年度税制改正で「103万円の壁」が123万円に!【最新版】基礎控除・給与所得控除の改正と特定親族特別控除の新設について徹底解説~

2025/7/15

1. はじめに 「103万円の壁」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、パートやアルバイトなどで働く方が「年収を103万円以内に抑えないと税金がかかる」と考えて働き方を調整する現象を指します ...

【個人必見】不動産譲渡で税金を抑える!知らないと損する特別控除5選まとめ

2025/6/30

る個人所有の不動産を譲渡した場合、一定の条件を満たすと受けられる税額控除の特例があります。これにより、譲渡所得にかかる税金を大幅に軽減できるケースがあります。ここでは、代表的な5つの特例について、その ...

年末調整で間違えやすい6つの項目とその対策

2024/11/19

年末が近づくと、給与所得者にとって重要な手続きの一つが「年末調整」です。正しく手続きを行うことで、税金の還付や余計な支払いを防ぐことができますが、慣れないとミスをしやすい作業でもあります。今回は、年末 ...

不動産所得者必見!白色申告 vs 青色申告の計算方法と事業的規模の違いをわかりやすく解説

2025/12/2

不動産所得がある方にとって、確定申告は避けられない重要な手続きです。この記事では、白色申告者、青色申告者(事業的規模あり・なし)の計算方法の違いを初心者向けに解説します。この記事では、不動産オーナーが ...

ふるさと納税で得する方法とは?ワンストップ特例制度と確定申告の注意点を徹底解説!

2025/6/30

1. ふるさと納税とは? ふるさと納税は、自分が選んだ自治体に寄付をすることで、税負担を軽減できる制度です。また、寄付をすることで各自治体からの特産品などが受け取れるため、非常に人気があります。 2. ...

個人事業主必見!確定申告で減価償却費を正しく計算する方法

2025/6/30

個人事業主が確定申告をする際、減価償却費の計算は重要なステップです。減価償却費は、高額な固定資産(パソコンや車両、事務所の設備など)を購入した際に、その費用を一度に計上するのではなく、耐用年数に応じて ...

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まだID・パスワード?e-Taxはマイナンバーカード時代へ

2025/9/26

10月からe-Taxが変わります 2025年(令和7年)10月1日から、確定申告などで使われてきた**「ID・パスワード方式」**の新規発行が終了します。これまで、マイナンバーカードを持っていなくても ...

【保存版】所得税の計算方法をわかりやすく解説|2025年「扶養の壁123万円」にも対応!

2025/7/22

「所得税ってどうやって計算するの?」「扶養から外れるかどうかの判断基準がよくわからない…」そんな疑問をスッキリ解消するために、この記事では所得税の仕組みと計算方法を図解でわかりやすく解説します。 20 ...

使い道に困っていたANAマイルをAmazonギフト券に変えてみたら便利だった~ちょっと気になるポイント活用と税金も解説

2025/7/1

はじめに ANAマイルの使い道、皆さんはどうされていますか? 私はこれまで、ANAマイルをPayPayポイントに移行して日常の買い物に活用していました。ところが、ANAマイルからPayPayへの直接移 ...

青色申告のメリット完全ガイド:個人事業主が得られる主な5つの特典

2025/7/1

 個人事業主として開業したいと思われている方や開業して青色申告の届出をしたけど、青色申告って具体的にどんなメリットがあるかあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?個人事業主にとって、 ...

【初心者向け】青色申告 vs 白色申告の違いをわかりやすく解説

2025/7/1

確定申告の素朴な疑問:「青色とか白色って何?」 新社会人になったばかりの皆さんの中には、「確定申告って聞いたことあるけど、よくわからない…」という方も多いのではないでしょうか? さらに、「青色申告」と ...

所得税の確定申告、医療費控除とセルフメディケーション税制、どちらがお得?何が違う?

2025/7/1

医療費が多くかかった年には、確定申告をすることで節税できる可能性があります。しかし、医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらを利用すればよりお得になるのか、判断に迷うことがありませんか。この記事 ...

確定申告を忘れたあなたへ:未申告の影響と対策法

2025/7/1

確定申告をしていない個人事業主が直面するリスクと対処法 確定申告は、多くの個人や事業主にとって必要不可欠な手続きですが、忙しい日々の中でその重要性を見失ってしまうことがあります。特に、仕事や家庭の事情 ...

準確定申告:亡くなった方の所得税申告について徹底解説

2025/7/1

大切な方を亡くされた後、残された遺族の方々は深い悲しみの中にいらっしゃることと思います。そのような中でも、亡くなった方の所得税の申告、いわゆる「準確定申告」を行う必要があります。この申告は、通常の確定 ...

「控除 」と「減算」の違いが分かれば、税金のことがもっと分かる!

2025/7/1

税金に関する「控除」と「減算」の違いを理解することは、税務申告や経理に関わる方にとって重要です。日常の会話ではどちらも「差し引く」という意味で使われることが多いですが、税法や会計の世界では明確に区別さ ...

申告書控えに収受日付印がなくなる理由と代替確認方法を紹介

2025/7/1

令和7年1月からの申告書控えの収受日付印廃止:デジタル化がもたらす変化とは? 国税庁は、納税者の利便性向上を目指して、税務手続のオンライン化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。 ...

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インボイス2割特例は令和8年9月で終了! 簡易課税に切り替えるなら届出はいつまで?

2025/8/29

令和5年10月にスタートしたインボイス制度。小規模事業者の負担軽減策として導入された「2割特例(2割課税)」を利用している方も多いと思います。 ところが、この2割特例は 令和8年9月30日を含む課税期 ...

令和6年改正、消費税の3年縛りルールに追加された金・白金などの地金の購入

2025/6/30

令和6年4月1日から、消費税法における3年縛りのルールに追加される取引があります。これにより、金や白金などの地金を一定金額以上を購入する場合には高額特定資産を取得した場合の3年縛りのルールが適用される ...

旧姓使用の個人事業主がインボイス登録申請する前にするべきこと

2022/11/14

 いよいよ令和5年10月1日よりインボイス制度が開始します。インボイス発行事業者へ登録をすると、インターネットにて公表されます。旧姓使用の個人事業主の方がインボイス発行事業者に登録しただけでは、インタ ...

消費税の還付申告を行う場合の注意点

2022/7/7

消費税の申告により還付を速やかに受けるための注意点があります。 消費税が還付される2つの原因とは何か  一つ目は、予定納税額が年税額よりも多かった場合の還付です。  予定納税額は、前課税期間の納税額を ...

【令和3年改正】土地の譲渡があった場合、課税売上割合に準ずる割合を使って節税

2022/12/13

非課税取引の土地の譲渡による消費税の影響  企業が継続して事業を続けていくには、資金繰りの把握は重要となっています。昨今の状況下で、売上が思うように得られず、また、今後変化していくかもしれない働き方や ...

【改正】消費税の原則課税の2年縛りと3年縛り、そして3年縛りと棚卸資産の調整をわかりやすく解説

2025/12/2

消費税には、納税義務が軽減される特定の条件や期間がありますが、納税者としては「2年縛り」や「3年縛り」といった制度も知っておくことが重要です。制度の導入や高額資産の取得に伴うルールは複雑で、間違った選 ...

【改正】消費税の対象外とされる居住用賃貸建物の取得と調整計算

2025/6/30

 居住用賃貸建物の取得について、仕入税額控除の対象としないという改正がされました。 適用開始はいつから?  居住用賃貸建物の取得につき、消費税の仕入税額控除の対象外とする取り扱いについては、令和2年1 ...

【消費税の改正】インボイス制度が導入されて変わること~書類の保存~

2022/12/13

インボイス制度の導入により変わること  インボイス制度(適格請求書保存方式)の導入が、令和5年10月1日に始まります。インボイス制度が開始されると、これまで仕入税額控除の要件とされていた区分記載請求書 ...

【インボイス】消費税の「適格請求書発行事業者」の登録手続きとやめる手続きの手続き〜消費税は期限が大事〜

2022/12/13

 令和5年10月1日から「適格請求書保存制度」いわゆるインボイス制度が導入されます。  適格請求書発行事業者になった場合の注意点はないのでしょうか。 課税事業者になるために、適格請求書発行事業者に登録 ...

【インボイス】適格請求書発行事業者になるかの事前検討

2022/7/7

 令和5年10月1日より、消費税のインボイス制度が導入されることとなっています。インボイス制度(適格請求書等保存方式)とは、どういったものか、また事前に検討すべきことはないのでしょうか。 インボイス制 ...

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同族会社の役員報酬と特殊関係使用人―税務調査で必ず見られるポイント

2025/10/3

「家族を役員にして給与を払えば節税になるのでは?」こう考える経営者は少なくありません。実際に、会社の利益を家族に分散すれば、法人税や所得税の負担を抑えられるように見えます。 しかし、法人税法では同族会 ...

「そのままで本当に大丈夫?」放置された役員借入金が会社と相続を危うくする理由

2025/9/3

「その借入金、返せる見込みはありますか?」 会社経営が苦しいとき、社長や役員が自らの資金を会社に貸し付ける――これは中小企業ではごく一般的な資金調達手段の一つです。いわゆる「役員借入金」です。 最初は ...

役員借入金と役員貸付金の発生原因・税務上の注意点・放置リスクまで解説

2025/7/7

1.役員勘定を放置していませんか? 法人と役員(経営者)とのお金のやり取りは、日々の資金繰りの中で自然と発生するものです。一時的に資金を補填するために役員が会社にお金を貸すこともあれば、会社の口座から ...

節税目的の役員報酬、その増額が資金繰りを悪化させる!?|役員借入金との関係とは

2025/7/4

「会社の利益は出ているのに、なぜか現金が残らない」「いつの間にか役員借入金が膨れ上がっている」。こうした声は、実は中小企業や資産管理法人で頻繁に聞かれるものです。 その原因のひとつに、「役員報酬の設計 ...

役員報酬の落とし穴|定期同額給与と事前確定届出給与をめぐる税務と社会保険のリスク

2025/7/3

法人を設立したばかりの頃や、役員報酬を初めて設計する際、多くの経営者が「役員報酬をいくらにすればよいのか」「どんなルールがあるのか」で悩みます。実はこの役員報酬、ただ好きなタイミングで好きな金額を支給 ...

従業員による横領が発覚したら。税務処理と横領リスク回避のための5つの防止策

2025/7/1

経営者にとって、従業員による横領はあってはならない問題の一つです。多くの人にとって、横領はニュースやドラマでしか目にしないものかもしれませんが、税理士業務を通じて企業の内部事情に触れていると、実際に横 ...

倒産防止共済の税制改正:2024年10月以降に再加入する前に知っておくべきポイント

2025/7/1

2024年の改正により、倒産防止共済(経営セーフティ共済)に関わる税法上の取り扱いが変更されることになりました。注目ポイントは、令和6年(2024年)10月1日以降の共済契約解除と再加入に関して、新た ...

賃上げ促進税制の適用期限延長!経営者が今知るべき税制改正の重要ポイント

2025/7/1

企業の成長において、従業員の賃上げは重要な要素の一つです。しかし、賃上げにはコストが伴うため、慎重な判断が求められます。そこで注目されるのが「賃上げ促進税制」です。この制度は、2024年には改正が行わ ...

税務署のチェックが厳しくなりそう?~法人が支払う倒産防止共済の掛金(2つの処理方法と添付明細書)

2025/12/2

 個人事業主が、節税のために倒産防止共済掛金を掛けているケースにて、確定申告書に添付すべき掛金の明細書の添付の不備がある申告者が見逃されている可能性があると会計検査院の指摘があったという報道がありまし ...

【法人税】使用人兼務役員の給与設定の前に知っておきたい税務のポイントと注意点

2025/7/8

「役員報酬は損金にならないのに、使用人給与は損金にできるってどういうこと?」 使用人兼務役員の給与設定に悩んだことのある経営者の方は多いのではないでしょうか。役員でありながら、部長や課長などの役職を兼 ...

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